世界各国の数学オリンピック

IMO以外にもたくさんの数学コンテストが世界中で開催されています。

各地の数学コンテストの概要と過去問の場所を紹介します。

各国の数学オリンピック

国際数学オリンピックの代表選抜も兼ねた数学コンテストが多くの国で開催されています。

その中でも過去問を解くなら日本の 日本数学オリンピック(JMO),アメリカの アメリカ合衆国数学オリンピック(USAMO)がオススメです。

JMOの過去問は数学オリンピック財団に掲載されています。

また,USAMOをはじめ大量の問題がAoPSという海外のサイトに掲載されています。

こちらもどうぞ→日本数学オリンピック予選対策

国際数学オリンピック

当サイトの目標,最も有名な数学コンテストである 国際数学オリンピック(IMO)。

1959年から(ほぼ)毎年開催されています。

同じくAoPSに過去問,Shortlist,Longlistが掲載されています。

世界各国から提案された問題がLonglistとして整理され,そこからShortlistと呼ばれる20〜30問に問題候補を絞ります。そして最終的に6問に絞られるのです。

つまりIMOの過去問は厳選されているものなのです。Shortlistにも結構良問が多いです。

当サイトでもIMOの過去問を中心に解説しています。→国際数学オリンピックの過去問

また,日本は2005年からIMOだけでなく アジア太平洋数学オリンピック(APMO)にも参加しています。

その他の数学コンテスト

数学コンテストは他にもたくさんありますが,特徴的なBaltic WayとPutnam Competitionを紹介します。

Baltic Way (Mathematical Contest)は他の多くの数学コンテストと異なり,団体戦の数学コンテストです。

5人で協力して4時間半でできるだけ多くの問題を解きます。問題は全部で20問あります。

パトナム競争(Putnam Competition)はアメリカとカナダの大学生の数学コンテストです。多くの数学コンテストは参加者が高校生以下ですが,大学生のための数学コンテストというのもあるのです。

高校数学で習わない記号が用いられていたり線形代数などの知識を必要とする問題もありますが,多くは高校数学の知識で解けます。良問が多いです。

いずれも過去問の一部がAoPSに掲載されています。

公開されている多くの問題には解答がついていないのが残念です

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