マスター・オブ・整数[本]

難関大学受験関連のおすすめ書籍「マスター・オブ・整数」の紹介です。

書籍情報

注意:以下の情報は第8刷に関するものです。

マスター・オブ・整数

著者:栗田哲也 et al.

ボリューム:約112ページ(3章)

  • 「大学への数学」関連書籍で有名な東京出版の名作の1つ。整数問題に特化した問題集兼参考書。良問が多く解説が非常に分かりやすいので問題集としての価値が高い。
  • 難易度はやや難〜難。受験対策の参考書としてはやや難しめ。教科書を理解したてで読むのは大変かもしれない。当サイトの内容が面白いと感じられるレベルなら問題なく読める。難関大学や数学オリンピックの予選対策にオススメ。

内容の詳細

各章のタイトル:

第一章:問題篇,解答篇(基礎的な問題)

第二章:公式・イメージ・手筋まとめ

第三章:大学入試演習

第四章:興味深い問題の演習

  • 第一章:基本的な問題と解答が16テーマ80問以上載っています。テーマとしては,素因数分解の利用,オイラー関数,剰余による分類,不定方程式,ピタゴラス数など。

  • 第二章:公式が整理されています。最初はざっと眺めて気になるところだけ熟読すればよいでしょう。私は,基本的に第一章と第三章の問題をランダムに解きつつたまに第二章も眺めるようなスタンスで勉強しました。

  • 第三章:有名なパターンの入試問題が約60問載っています。東大や京大など最難関大学の過去問が多いです。第三章の解説はとりわけ丁寧で,問題を見たときにどこに着眼するか,問題の背景などの解説もされています。

  • 第四章:数学オリンピックの予選対策に超オススメです。難問18問とその解説。

個人的に,特に第三章が大好きです

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